37歳からの血まなこ婚活日記

まさか自分がこの歳まで結婚できないなんて夢にも思わなかった売れ残り女子が、アラフォー目前にして本気の婚活を始めました

家事の分担から相手を品定めする

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ポン太くんは今の仕事をする前は寿司職人をしておりました。


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日本で寿司職人といったら10代から弟子入りし、一人前になるまでに何年もかかる厳しい道のりですが、海外で寿司職人といったら日本人であればほぼ無条件でなれるようなビザを取るのに手っ取り早い職種の一つです。


彼は4年ほど寿司シェフとして働き、その時に魚の捌き方はもちろん、基本的な料理の基礎を学んで来たので彼はきちんと料理ができます。


包丁さばきがとても早く、千切りやみじん切りなんてとてもいい音をさせて一瞬で終わらせます。


そのスキルを活かして彼が早番で私よりも早く帰ってくる日は率先してご飯を作ってくれるのでとても助かっています。


大抵夜ご飯の用意を済ませて私の仕事が終わる頃に車で迎えに来てくれる優しい男ポン太。


これがいつまで続くのか分かりませんが(今までの恋愛のトラウマ)、彼も朝早い仕事で疲れているのにとてもありがたいことです。



我が家の家事分担は料理をしなかった人が茶碗を洗って、調理で汚れたキッチンも掃除します。


※以前も書きましたが彼が茶碗を洗ってくれる時は大概油が落ちきっていない為私がもう一度洗うことになります


洗濯は溜まる前にできる人がする、となってはいますが現在のポン太くんの仕事が力仕事で毎日汚れて帰ってくるので、洗わないといけないものが多く、ここも率先して彼がやってくれることが多い、のですが、

彼はなぜか自分の洗濯物だけを洗おうとします。


「俺の洗濯物の方が多いから自分で洗うよ〜。そしたらそっちも自分のものだけ洗えばいいから楽じゃない?」


え・・うん・・まぁ。


優しいのか優しくないのかよく分かりません。


掃除は完全に私が担当しています。

というのもポン太くんにやらせるとテキトーにささっとやって
「終わったよ〜」
と報告されることが不快なので、ここはもう彼には頼まず自分でやった方が早いし気が済むまでできると判断。


軽い潔癖の気がある私は、ポン太くんと付き合う前から”自分は潔癖の傾向があるから綺麗好きじゃない人は厳しい”と何度も警告していました。


「ふーーん」

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が口癖なポン太はこの時も「ふーーん」を連発し特に引くこともなく、自分もまぁまぁ綺麗にする方かなーと勝手に自らを”綺麗好き”にグループ分けしていましたが、蓋を開けてみると全然そんなことはなかったです。


断捨離の女王こんまりのたたみ方で私がピシッとキレイに畳んであげた洗濯物も数日後には見事にぐちゃっとされて彼の棚に収納されていたり、彼が料理をした後のキッチンは油もソースも見事に飛び散りベトベトのぐちゃぐちゃ。
極め付けは食べかすもボロボロ床にこぼしながら食べるポン太くん。


その度に私が床から食べカスを拾い上げゴミ箱に捨て、そこをキレイに拭き取る、を繰り返す日々。


ニヤニヤしながら
「忙しい人だなぁ。そんなに気張ってて人生疲れない?」

と聞いてくる彼にイラっとしながらも、

”確かに”

とも思う私。


もっと気を抜いて楽に生きた方が絶対に人生は楽しい。


自分と全く違うタイプの人間と一緒になった方が幸せなのか、自分と似たようなタイプの人の方が楽でいいのか、ここも意見が分かれるところですが、神経質気味の私にはこれぐらいテキトーでニヤニヤしてる楽天主義のポン太くんみたいな人が向いてるのかもしれない、と最近よく思います。


そういえば付き合う前にポン太くんに
「どういう人と付き合いたいの?」
と聞かれたことがありました。

その時に

”自分はちょっとしたことで落ち込みやすいから、そんなん大丈夫だよ、心配しなくていいよ、元気だしなよ!と受け止めてくれる大きい心の持ち主がいい。二人でドヨーンと落ち込みたくない”

と答えたことがありました。


その時のポン太の反応はいつも通り

「ふーーん」

でしたが、今思えば彼はまさにその人物に当てはまる性格の持ち主。


共同生活が始まると相手の粗が見えて、こういうとこやだ、ああいうとこやだ、と不満がたくさん出て来ますがそれは完全にお互い様だし、自分が一番に相手に求める条件を彼が満たしている、ということを忘れないようにしないと、と心に念じる今日この頃でありました。


つづく。