37歳からの血まなこ婚活日記

まさか自分がこの歳まで結婚できないなんて夢にも思わなかった売れ残り女子が、アラフォー目前にして本気の婚活を始めました

ポン太さんとの初デート①

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ポン太さんの第一印象は年齢よりも若々しく、終始ニヤついてる感じが下手したら大学生にも見えるような雰囲気。


言い換えれば大人の男の魅力は皆無ですが、親しみやすさは抜群。


こちらもビールを注文した後、私は彼に”自分は一般的な女子より食べる方“で、とカミングアウトをし、食べ物を何個か注文してもいいかと尋ねると
「お、いっぱい食べるんですか?いいですねー!」と大食いに関して少し引けを感じている自分としては容認された気がして思わずホッ。


お酒を交えてポン太さんとはカナダに来た経緯や仕事のこと、家族や友達のことを話し、初めて会う人の割にはかなり会話が弾みました。


彼は自分の話40%、相手の話60%ぐらいの割合でこちらに気持ち良く話をさせてくれるタイプ。


私の話をウンウン聞いては時たま”ガハハハ!”と豪快に笑い、彼のお酒は進みに進んでビールを6杯もおかわり(!) 


どういう経緯でこの話になったかは覚えていませんがポン太さん曰く一年で体重が8キロ増加したらしく、自ら「自分は今ジャイアン感しかない」と吐露。


奇しくもこの日彼が着ていた服には太めのセンターラインが一本。まさにジャイアン。


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上に羽織っていたジャケットはきっと数年前の痩せているときに買ったものであろうと容易に推測できるレベルでピッチピチ。


なぜかポッチャリさんに縁がある私は5年付き合った彼もぽっちゃり。友達に紹介されたユーンさんもぽっちゃり。そしてポン太さんもぽっちゃり。


実際ガリガリさんよりはポッチャリさんの方が好きなのですが私だってできればスラッと背の高いイケメンのパートナーに憧れます。


そしてどう考えてもポン太さんの顔は私の好みではなく、服装もなんか残念。


容姿に関して言えば誠に失礼ですが惹かれるポイントは全くありませんでした。


しかしとっても話しやすい人だし聞き上手。


楽しい時間はなんとも早く過ぎるもので気づけばハッピーアワーが終わる6時に。


自分でも初めてのデートで3時間も楽しく話せると思っていなかったのでかなりビックリしました。


これはひとえにお酒の力なんでしょうか。そういえばヒンジや紹介で出会った男たちとは一度も一緒にお酒を交えていませんでした。


ハッピーアワーも終わったしそろそろ出ましょうかということになったところでおもむろに立ち上がるポン太さん。


トイレかな?と思い特に気にしていなかったのですが、戻ってきた彼はなんとお会計を済ませてくれていました。


スマートペイ!


これには本当にビックリ。見かけによらず(失礼)なかなかかっこいいことをしてくれた…。
二人ともかなり食べて飲んだのでそうそう安い値段ではなかったはず…。


何より私には何も言わずに自らお店の人を捕まえてお会計を払いに行ってくれたところがなんとも高ポイント!


ここでポン太株急上昇。


私も払いますとオファーしたものの涼しい顔で拒否。


ポン太、やるな。


お店を後にし、さすがにこのまま帰るだろうと思いきや

「ラーメン食べ行きません?」

とポン太さん。


そのノリの良さといっぱい食べてくれる男子歓迎の私は二つ返事で承諾。


ノリノリで歩きながらまた会話がスタート。


実は私たちが行ったハッピーアワーのお店のエリアがホームレスが多くいるエリアでお世辞にも安全とは言えないところでして。


それを実は彼が気にしてくれていて、この日の待ち合わせ自体を店集合ではなく、どこかで落ち合って一緒に行った方がいいかなと思ってましたとか、危ないからラーメン屋までバスに乗りましょうとか、所々で優しさ溢れる発言が飛び出してポン太、またまたポイントを獲得。


なんだろう、この色男発言は。


わざとなのか?計画的犯行なのか?


本当に見かけによらずなかなか女の子をキュンとさせる術を持つポン太さん。


バスに乗り込み二人席に座って距離が一気に縮まると徐々に敬語からタメ口になり始めた彼。

そういうところはさすが大学生の雰囲気を持つ男。


私としてはまだまだ初日だしそう簡単に隙を見せたくないので(なんの戦い)彼のタメ口の雰囲気に流されることなくこちらは終始敬語。


その私の崩れない敬語っぷりを見てはまた敬語に戻るポン太。


そのやりとりが少し面白くなってきたところでラーメン屋に到着。


つづく。