期待するは海外版ペアーズ
2週間半ぐらい連絡を取り合っていたアルゼンチンさんが終わりを告げ、次に連絡を取り始めたのは日本のマッチングアプリ、ペアーズ海外版でマッチしたカナダ在住日本人シバさん。
彼のプロフィール写真は全て大きめのサングラスをかけている写真でお顔はなかなか拝見できずだったのですが、職業が消防士。
消防士ってだけでなぜか分からないけどちょっとマッチしてみたくなった私。
あと他に二人、このペアーズでマッチボタンを”えいっ”と押し、シバさんを含む3人とマッチ。
この海外版ペアーズはメッセージをやりとりしないと相手がカナダのどこに住んでいるのか分からないので、マッチ後メッセージを待つ…
…のですが…数日間待てども暮らせどもメッセージが来ない・・・
なんでメッセージ一人も送って来ないの!?
3人いて3人とも送って来ないってどうゆうことー!?
日本男子はそこまでモヤシなのかと大きく落胆。
仕方がないので自分からメッセージしてみることに。
3人とも全く同じ”カナダのどこに住んでいますか?”と送信。
すると約5分後にシバさんからメッセージが!
カナダの同じ州には住んでいるものの、私が住んでいるところから車で6、7時間行った小さな町に住んでいるとのことでした。
そしてなんと山火事を消す専門の消防隊さんらしく、今年アメリカ西海岸で猛威を振るった山火事を消しにアメリカに数ヶ月出張。この時はアメリカから戻られたばかりで、まだ14日間の自己隔離期間中のホテル滞在でした。
この後毎日のようにメッセージのやり取りが続き、お互いの仕事や住んでいるところについてなどのラリーが続いたのですが、めちゃくちゃ礼儀正しい方みたいで、言葉がとても丁寧。
そして女の子を持ち上げるのがうまい。まだプロフィールの写真しか見てないのにチャーミングだの、美容師の仕事は素晴らしいだの言われメッセージにも関わらず恥ずかしくなっちゃいました。蜜月期の私とフランス人を思い出します…。
彼は自分の仕事に誇りを持ちつつとても謙虚で、日本人で身体も小さいながらカナダの山岳消防隊になれること自体素晴らしいことなのにそれに驕ることなくさらに世の為になることを考えている感じでした。
ペアーズにはお顔が拝見できる写真がなかったので本人に直接写真をリクエストすると、3枚ほど送ってくれたのですが…
正直全く私のタイプの容姿ではありませんでした…。
しかし今までの失敗を振り返ると合わなかったのは容姿よりも中身の方だったので、こんなにステキな(であろう)人を容姿で切ってはいけないと自分を大きく律し、空港のホテルで自己隔離が終わった後に会えるか聞いてみたところ、隔離後はチームごと全員一緒にベースに戻るので今回は会えないとのことでした。
しかも制服しか持っていないとのことで…。
残念・・・。
なんせ彼が住んでいる地域に戻ってしまったら車で7時間なのでなかなか会うことはできません。
と思いきや、車で7時間なんて全然遠くないと、12月のどこかで私が住んでいる街まで会いに来るとのこと。(彼にとったら大都会)
12月にスイーツ食べに行きましょうと誘われ会う約束をしたまではよかったんですが、これでうまくいったとしてもどう考えても遠距離恋愛になってしまうし、自然に囲まれるのが大好きな彼が私の住む街に引っ越してくることも考えづらい。私は私でそんな田舎に住んだら仕事ないよなーとも思うし。
その後寒くなるにつれコロナがここカナダでも再び猛威を振るい始め、ついには私とシバさんが住む州だけでも1日の感染者が900人近くに。
それに伴い州内の不必要な移動(旅行)の規制、制限が発令。
どう考えてもシバさんの“12月に君に会いに行くよ旅行”は実現が難しくなりました。そのことについては話していませんが。
そうなんです、毎日のように続いたメッセージはいつからか無くなってしまいました。
シバさん…会ってみたかったですが、この方も候補者からは消えていきそうです…。はぁ。
つづく。