37歳からの血まなこ婚活日記

まさか自分がこの歳まで結婚できないなんて夢にも思わなかった売れ残り女子が、アラフォー目前にして本気の婚活を始めました

指輪をもらう

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ポン太さんとのお付き合いが始まって早1ヶ月。


自分でもびっくりするくらいなんの問題もなくうまくいっている私たち。


まだ正式に一緒に住んではいませんがほぼほぼ毎日うちに帰って来る彼。


冷静に考えるといろいろピッキーな自分がこんなポッと出の彼とここまで違和感なく生活を共にできていることに驚きを隠せません。


なんせ約半年前まで私には別の彼がいて、その彼とは5年以上一緒にいました。


(当たり前ですが)その人とポン太さんは天と地がひっくり返ったような別人。


お付き合いを始めると決めたあの夜も、大学生ノリが抜けないピーターパンのような男ポン太とうまくやっていけるか本当に不安でした。


一人の人と長く付き合った直後はいつも抜け殻になりがちで、新しい彼ができても前の彼とその人を比べてしまうものだし、

「あぁー、やっぱり前の彼の方が良かったな…(涙)」


となっていたりしたものです。


が、今回は違いました。


前の彼のほうが良かったなど一切思うことなく、むしろ
”思い切って別れて良かった!”(もっと早く別れるべきだった)
”ポン太さんと出会えて本当に良かった!”
と心の底から思えるほどポン太さんに心酔していきました。


長い交際期間の果て、毎回結婚に至らずお別れしていた売れ残り女子(男を見る目がない女子とも言える)の私が、全神経を集中して”結婚や子供を持つことにちゃんとビジョンがある男”を条件に探し当てた人物が、変わり者ポン太さん。


出会った当初はその最低条件に当てはまることと、優しいこと以外はほぼほぼ何もヒットしなかった彼ではありますが、彼と自分の適応能力に驚いているところで、一緒に生活する上で相手の生活リズムに寄せていけたことが違和感なく生活できている勝因な気がします。


結婚相手を探す自分の崖っぷちっぷりは客観的に見ても恐ろしいものであったし、これは相手に対して贅沢を言っている場合ではない、と重々理解していましたが、今では彼のいいところがたくさん見えてきて、ポン太さんがあんなに自分に自信があるのもなんとなく納得してしまうほど。


付き合うことを決めた直後は、結婚への焦りからむしろ自分は誰でもいいのか?と自分で自分を疑いもしましたが、どうやら自分の決断は正しかったようです。(今のところ)


ある日ポン太さんが突然

「なんかプレゼントあげたいんだけど何が欲しい?」

彼の誕生日に私からあげたプレゼントや毎日のお弁当のお返しとして私に何かあげたい衝動に駆られている様子のポン太くん。


そこで「ピアスが欲しいかも」と返答すると、


「わかったー!じゃあ今度一緒に買いに行こう」と快諾してくれました。


買いに行ける日を楽しみにワクワクしていると、次の日に


「ピアスじゃなくて指輪の方が良くない?」と言ってきました。


ゆ・・・ゆびわ・・?


えーと、指輪っていうのは結構大きな意味がある気がするんだけど…と今まで一度も指輪をプレゼントされたことがない私は動揺を隠せません。(ダサい)


「ペアリング買おうよ」

と付け加えられ、


ぺ、ペアリング!!


とさらに動揺しましたが、そんなことしたことないのでとても嬉しくて、羽根が生えたかのような気持ちに包まれました。


そこから男の人もつけられるデザインの指輪を探すも、ペアリングともなるとあまり女子っぽい指輪にはできずなかなか好みのものが探せずにいました。


するとほどなくして

「ペアリングじゃなくてもいいからずっとつけられる自分が好きなデザインにしなよ。今度一緒に買いに行こう。」


いい男発言に胸がキュンとしました。


しかも”ずっとつけられる”ってもう、もはや婚約じゃないの!


と早まる私の気持ちを抑えるのに必死でした。


その後二人で時間を作って数週にわたり何件もジュエリーショップを訪ね、ついに納得のいく指輪を買っていただきました。


左手の薬指につけるのは心苦しいので右手にしていますが、この指輪が私の気持ちを爆上げしてくれているのは間違いありません。


今月からいよいよ正式な同棲がスタートしますが、付き合い始めてこんなにすぐ自分の生活を私に預けてくれた彼に感謝です。


つづく。