ヒンジの男たち
出会い系に登録したのが人生初で私にまだ免疫がないだけなのか、はたまた海外だからか分かりませんが、ヒンジの男子は見ていて飽きないぐらい個性出しまくった写真を6枚チョイスしてプロフィールに使ってきます。
自分がトレーニングしてる動画満載(そう、動画も載せられます)の筋肉バカ男子
(上半身裸フォトも満載)
過去の彼女と写ってる写真ばっかり男子(論外です。何を伝えたいのかナゾ)
などなど。
ヒンジに登録してすぐの頃は毎日たくさんのライクをもらっていたのですが、有料会員ではないため、そのライクを一気に確認することができません。
自分をいいと言ってくれる人に対して、吟味もせずにソッコーで✖️を押すことに未だ抵抗があった私は出会い系のプロと拝む友達に出会い系への臨み方を聞いてみました。
彼女のやり方は1枚目の写真で”タイプじゃない”と思ったら下までスクロールせずにすぐに✖️を押すかなりハッキリした方法。
ちょっと考えてもいいかなと思ったら2枚目以降の写真と3つの質問、”子供が欲しいか”、と、ドラッグの使用のところをチェックするそうです。
どんなにイケメンでも”子供いらない”、”ドラッグ使用する”輩は絶対にアウトらしい。
ドラッグは確かに。
子供も…そうですよね、私も子供産めるなら欲しい…
できるかどうかは別として、いらないって言ってる相手をわざわざ選ぶ必要は確かにない。
なるほどなるほど。
マッチを押した後は大概相手からのメッセージが来るのを待って、そこでメッセージのやりとりを続け、頃合いのいいところで会うらしい。
彼女はヒンジでマッチした人たち5人ほどと会っていて、その中には会ったその日にベッドインしてもう一回会って終わった相手もいたらしい(衝撃!)
でもいつまで経ってもメッセージを送って来ない人もいるし、メッセージだけで会わずに終わる相手もいるらしい。
へ〜。う〜ん。そっか。
優柔不断の私を見かねて私のヒンジを一緒に見てマッチボタンを押すか押さないか彼女が決めるてくれることに。
この人はー?と聞く私に彼女は容赦なく「バツ!」「無理!」と侍かのようにバスバス切っていきます。
その中に私にも彼女にもライクを送っている日本人好きそうな輩が何人もいました。
日本人だったら誰でもいいのかよ。
やっぱりこういう人たちには気をつけないとな……日本人だったらすぐヤレるとでも思ってんのかな。
そんなバツバツ押しまくっていた最後にどう見てもイケメンのフランス人がいました。
「あれ?こんなイケメンが私をいいと?」
6枚のプロフィール写真のうち2枚はサーフィンしている写真で、ウェットスーツには腹筋が割れているかのような筋がうっすら浮かび上がっていました。
酒たばこドラッグ全てノーの上に子供欲しいにチェックが。
極め付けは職業鍼師。仕事上首や肩が痛くなるので鍼に定期的に通う私が即座に想像してしまったのはカップルになって家で鍼を打ってもらっている未来予想図。
「めっちゃいいじゃん、この人〜!」
つづく。