37歳からの血まなこ婚活日記

まさか自分がこの歳まで結婚できないなんて夢にも思わなかった売れ残り女子が、アラフォー目前にして本気の婚活を始めました

婚活というモヤモヤ

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ポン太さんの服装を大幅改善後、急に彼のことが気になり始めて2週間が経過した頃、わたし達の関係をハッキリさせられる一大チャンスがやってきました。


ポン太さんの誕生日です。


その日はちょうど日曜日。私も彼も仕事が休み。


誕生日どうするんだろう、何かあるのかな?と思い、聞いてみたところ「え、会おうよ?」と当然のように言ってきた彼。


もちろん私は予定を入れてなかったので会えるのですが、この「当然感」が嬉しいようでなんだかちょっと腹立たしい。


彼の中で一体私はどういう存在なのか…。


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心がモヤモヤし、このままでいいのかと少し焦り始めた私は、彼の誕生日までに彼から何も言われないようだったらここはポン太を友達と見切って次の人にいこうかなと考え始めました。


自分から勝負に出るほどポン太さんのことが好きではない、という理由でプライドをなかなか捨てられない私は、




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もし付き合って欲しいって言うなら付き合ってやってもいい。
でも友達がいいっていうならそう言ってくれ。あたしにぁ遊んでる時間はないのだよ。

というのが正直なところ。口が裂けても言えないですが。(言うべきではないし、思うべきでもない。)


上から目線カナダ代表なのは承知の上でしたが、こういう気持ちでいないとなんかの拍子にフラれた時のショック(かつてのフランス人のような惨劇。告白してもいないのにフラれる。)に対応できないというか、保険をかけておきたいというか。


なんというか、疑心暗鬼で臆病になっているのは分かっているのですが、それもこれもポン太さんがハッキリしないせい(にしたい)。


話を戻しますが、誕生日に何をしたいか一応ポン太さんにリクエストを聞いてみたところ、返ってきた答えは


「弁当作ってくんない?」


え?は?


毎日職場に自分でお弁当を作って持っていっている彼は、彼の誕生日に私にそのお弁当を作って欲しいと言ってきたんです。


オフィシャル彼女に頼むようなことを私に頼んで来た彼に、恥ずかしさと戸惑いを隠しきれませんでした。



しかし彼の仕事は朝早い上に前日に作ったとしても家が離れているので渡すのも容易ではない。そもそも誕生日は日曜日でお弁当必要ないし。第一初めて食べさせる手料理は自分の評価にも直結するので、せめてあったかいまま食べて欲しい。


などを3秒以内で考えた結果、恥ずかしさが勝ってしまったこともあり、ちょっとかわいそうでしたがお弁当リクエストを却下した私。


結局彼の誕生日に会うことが決まっていただけで何をしてあげるかは決まらずじまいでした。


そこで私の友達に状況を説明しアドバイスを求めたところ、“家に呼んで手料理作ってあげたらいいじゃ〜ん”と当然とも言えるアドバイスを享受。


やっぱりそうだよな、弁当作って欲しい = 私の手料理食べてみたいってことだよな = (試されている


ここは清水の舞台から飛び降りて彼の誕生日のために一肌脱ぐか。


それにしてもポン太さんから手を出されたことはおろか、それらしい質問すらされたこともないのに、自分(女の子)から“うち来る?”って聞くの、なんか、痴女っぽくて恥ずかしい… と思ってしまう昭和生まれ37歳。


聞いたところで「え、いいよ、家に行くのはやめとく」とか断られたら逆にどうしようとまで考えましたが、普通に考えて誕生日にご飯作ってあげるって言われて喜ばない人間はいないだろうと、彼の誕生日前日に意を決して私の家に誘ってみることに。


すると

「え?いいの?」


断られなくてよかったーと思いつつ、
“嫌だったらどっかレストランに食べに行こ?”
と可愛げのないことを口走ってしまう37歳。


彼のことをまだ完全に“好き”ではないからといってまたもや “あたしのこと好きじゃないなら別にそれでいいし” 風の小学生的な態度に出てしまう自分。


アァ本当にかわいくない。


切羽詰まった婚活は「結婚すること」がゴールになってしまって、相手のことを見誤ってしまったり、相手に対する自分の気持ちが分からなくなったりしがちですが、ここまで保険をかけながら、石橋を叩きながら渡る私、どうなんでしょう…。


石橋を叩きすぎて割りそうです。


石橋の先に私が見ているものが”結婚”というゴールなのか、それがわからないうちは絶対に渡りたくない、という姿勢を見せている自分。


というかそもそも結婚ってゴールではなく始まりってよく聞くし…。


モヤモヤは晴れることを知りません。


私があと10歳若かったら焦りもなく、もっとしっかり本質を見極めようとしていた気もしますが、若いと若いで見極めるポイントが違うような気もする。


話がごちゃごちゃしてきてしまいましたが、ポン太さんとの決着をつけるため、彼の誕生日前日に部屋中キレイに掃除し、深夜まで料理の下ごしらえに精を出す私なのでした。


つづく。