37歳からの血まなこ婚活日記

まさか自分がこの歳まで結婚できないなんて夢にも思わなかった売れ残り女子が、アラフォー目前にして本気の婚活を始めました

ポン太改造計画①

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深夜のデニーズデートで決まったポン太さんの洋服改造プロジェクト。


あの日から1週間後の日曜日。


有言実行大学生(大学生ではない)ポン太は待ち合わせ場所(洋服屋)に30分遅れて車で登場。


30分の遅刻にはかなりビビりましたが、有言実行の彼が買い物デートをブッチするはずがないと確信していた私はポン太さんが到着するまでに彼に似合いそうな洋服をかき集め、彼の到着と同時にそれらを提示。


私がかき集めた服は全て私好みの服。


彼の持っている服装とは180度違うタイプの服たちなので、きっと”これはヤダ、あれはヤダ”になるだろうなぁと内心思っていたのですが、予想を裏切り


「わかった、全部着てみる!」


とめちゃめちゃ素直なポン太。


いい!とてもいい!


チャリンチャリンと音が聞こえるほどにポン太さん(私の中で)大量のポイントを獲得。


スタイリストとしてはとてもやりがいのあるクライアントで、つい嬉しくなり10着ぐらい着させた私。


サイズが合わなかった、腹が目立つ、など以外は私が選んだ服が期待通りというか期待以上に似合っていたポン太さん。


試着室でその想像以上の仕上がりに、軽く50%増しになり自信がついたポン太さんは

「この服着て帰ります」

をし、この1店舗だけで4着購入。


自分が勧めた洋服を文句も言わず喜んで買ってくれるポン太さんを見て私のテンションは爆上がり。

・・・だったのもつかの間、この店に約1時間半滞在後(!)二人で車に戻るとフロントガラスにパーキングチケットがひらり・・・


駐禁とられました・・・。


予想以上の買い物時間の延長で、つい駐車場代の延長をすることを忘れていたポン太さんは人生初のパーキングチケット($47)にショックを隠しきれない様子。


(当然ではあるのですが)ここでグダグダ言って落ち込みまくり不機嫌になる男を過去に見てきたましたが、ポン太さんは何回か

「うお〜!」

と文句を言った後は

「もうもらっちゃったものは仕方ない。払い忘れたの自分だし」


とスカッと次の洋服屋に向かっていました。


いい!とてもいい!


今日の彼は”ネチネチ言わない男子ポイント”をも獲得。


この後も次々洋服屋に入っては何着も試着させ、1店舗目と同様、名前の通りポンポン買っていくポン太。


いい!すごくいい!


みるみるかっこよくなっていく(私の好みの服装になっていく)彼を見て、自分は彼の彼女なのかと錯覚したほど見た目が大幅改善されたポン太さん。


さらには彼の素直でさっぱりした性格や行動から獲得したポイントを加味すると今日だけでおよそ7割り増し。


今までが10点だとすると(失礼にもほどがある)もはや今日で70点。


https://1.bp.blogspot.com/-_LuXK9alMd8/X1CK2fnhRQI/AAAAAAABaus/vhvg8ntdy8MGWEgMePw_Kw-g16uazn3ewCNcBGAsYHQ/s180-c/animal_happa_tanuki.png


から

グレードアップして


https://3.bp.blogspot.com/-cXwoAjOlEXM/WsiRo6U5FvI/AAAAAAABLIg/IsCUEsFdbxUZkfvrG88-nRzb7ZdvzhSpgCLcBGAs/s180-c/animal_lesser_panda_stand.png

に化けた感覚。


この日はお昼頃から会って夜7時まで買い物したのですが、行こうと思っていた洋服屋さん全てには行けず、次の日も彼の仕事が終わる夕方から買い物に付き合ってほしいとお誘いがありました。


彼曰く自分では何を着ていいか分からないので、女の子に洋服を選んでもらう方がとても楽で快感で楽しいらしいです。


確かに彼が「これどう?」と選ぶ洋服は全て却下対象のダサダサ物件。


「だめ」
と容赦なくバサバサ切り落とす私に多少なりとも不快な気持ちになっていたかもと少し心配していたのですが、そんなことは全くなかったらしく、むしろ

”それぐらいハッキリしてる方がいい”

とまで言ってくれたポン太さん。


翌日もポン太さんの仕事が終わった後に今度は私がポン太さんの住む町まで出てさらに服を買い込むこと4着。


買い物が終わる頃に

「来週の休みも空いてる?動物園とか行きたくない?」

とデートらしいデートのお誘い。


なんだかんだ毎週会っているし、ご飯はだいたいポン太さんが払ってくれてはいるけれど、友達感の雰囲気はかなり強く、一体彼が私たちの関係をどう思っているかは全くの未知数でした。


出会いこそマッチングアプリですがお互いがお互いのことをどう思っているかということに関してはなんとも話を始めにくいもので。


ポン太さんは大学生キャラなので会えばいつもくだらない話ばかり(失礼)で核心をついた会話は皆無。


こちとら必死に”婚活”ですが、あっちはもしかしたら婚活のつもりは全くなく、友達が欲しかっただけ、なんていう可能性もなきにしもあらず、と思うとそろそろハッキリとした方向性を決めていきたいところ。


ちょっとずつポン太さんのことが気になり始めてはいるものの、もしポン太さんが私のことを全くなんとも思っていなかったら…と思うとブレーキを踏んでしまう慎重派な私。


元々そんな性格ではないのですが、37歳にもなるととにかく時間を無駄にしたくなく、結婚に確実につながる相手(確実に自分のことを好きになってくれる相手)を本能的に探してしまうもので。


これからどうなっていくんでしょうか。


つづく。