37歳からの血まなこ婚活日記

まさか自分がこの歳まで結婚できないなんて夢にも思わなかった売れ残り女子が、アラフォー目前にして本気の婚活を始めました

未来の旦那さん候補③とのブランチデート

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アルゼンチンさんとのブランチデート当日。


レストラン予約の3分前に着いた私に遅れること5分。


前回のお散歩デートと全く同じ格好のアルゼンチンさんが今日もポケットに手を突っ込みながらこちらにやって来ます。


「いつも君の方が先に着くなぁ」

じゃあもう少し早く家出たらいいじゃないよ。


レストランに入り、二人とも本日のスペシャル”ラザニア”を注文。


店員さんの、”他にご注文はないですか?”の問いに、サラダか前菜を頼んでシェアしたかった私を差し置いて


「ないです」

と言い切ったアルゼンチンさん。


もう少しこっちの意向も聞いて欲しかったんですけどー…。


10分後、現れたラザニアは衝撃の小ささ。
皿の大きさに対して食べ物の面積がとても小さい、オシャレすぎるレストランあるあるのアレです。


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この絵の5分の1ぐらいの大きさ


味はビックリするぐらい美味しかったんですが、なんせ小さいので、なんとかすぐ食べ終わらないよう、全神経を集中してゆっくり食べる二人。


それでも持って10分…。10分後にはソースまでキレイにぬぐいとられたお皿はまっさらになり、私たちのブランチは終了。


大食いの私はもちろん、どう見てもアルゼンチンさんも足りなかった様子でしたが、頑なに追加注文をしない彼。


水だけを何度もお代わりしている彼を見て、もしや水でお腹を膨らまそうとしているのかと疑いの目を向けそうになりましたが、三度目の水お代わりぐらいの時に店員さんにお会計をもらい、自分のクレジットカードを出したアルゼンチンさん。


いやいや、でも別々で払うのかも、と”私も払うよ”と彼に告げると

「ノーノー。いいよ、君はコーヒーを払って」と。


おー。オッケーオッケー。


ブランチ代は出してくれました。


二人とも全くお腹いっぱいになってませんが、それでも自らカードを切ってくれたことはポイント高めです。


しかし…。なんとなく彼が操作するカードマシーンの手元を見ていて気づいたんですが彼多分チップをちょっとしか払ってなかったっぽいんです。


確信はないですが、そうだとしたらちょっとだけ気になりますね、そういうところ…。


おしゃれレストランを出て次に向かったのはコーヒーショップ。


このコーヒーショップでアルゼンチンさん、パン二個とコーヒーを注文。

相当お腹空いてるやん。


私も出来たてのクッキーとコーヒーを注文したので私が払ったお会計は意外とランチ一人分ぐらいに。


そういう作戦だったのか、アルゼンチン。


やっぱりケチなのかなぁ…アルゼンチンさん。


横並びの席に座り、コーヒーを交えると意外にも話が弾み1時間ほど楽しく会話。その後話題は彼の仕事のことや将来の展望などについて。


仕事はやはりイヤイヤやってる感がぬぐえず、今後の野望や計画なども全くないということが判明。


これからこのポジションにつきたいとか、こういう仕事がしたいとか、こういう家庭を築きたいとか、そういうビジョンはまるで無し、だそうで。


想像できるとしたらもしかしたら数年後はアルゼンチンに帰ってるかも〜ということぐらいで、他には特に思いつくことはないと。


カナダに来たばっかりでコロナになって友達がいない、ということを連発する彼を可哀想だと思う気持ちは生まれてくるのですが、この人と友達以上になりたいとはなかなか思えず、この日のブランチ+コーヒーデートは終了。


その後私を家まで送って行きたそうな彼に何度も大丈夫だからと言い放ち、家に戻って来た私。


次の日もその次の日もアルゼンチンさんから天気の話題のメッセージが届き、きちんと返事を返していたのですが、3日目に私の仕事がめちゃくちゃ忙しい時に来た


「雨多すぎ!」(また天気)


というメッセージになんだかうんざりしてしまい、メールを返しませんでした。


それからというもの彼からのメールはパタリと来なくなり、私たちの関係も終わりを告げました。


一回メールを返さなかっただけで(しかも返さなくてもいいような内容)終わってしまう彼を見て、やっぱり彼じゃなかったんだな、となんとなく確信。


お友達でいる分には全くもってウェルカムですが、そんな慈善事業をしている時間が私にはありません。


こうして未来の旦那さん候補者③も秋風とともに消えていったのでした。



つづく。