37歳からの血まなこ婚活日記

まさか自分がこの歳まで結婚できないなんて夢にも思わなかった売れ残り女子が、アラフォー目前にして本気の婚活を始めました

フランス人という人〜未来の旦那さん候補①〜

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フランス人は鍼師。


この時点でちょっと違和感はありました。だって白人で東洋医学に興味があるなんて。


しかも彼は鍼を勉強するために香港の大学を卒業しています。


この違和感は良い意味で言えば


香港に何年か住んでいた=アジア好き=アジア料理、文化がきっと好き=自分的に助かる


悪い意味で言えば


香港に何年か住んでいた=アジア人好き=アジア人しか狙わないただのチャラ男


なんて思いも少なからずあったのですが、最悪ただのアジア人好きだったとしても、私のことを真剣に愛してくれて、イケメンで、気が合って、一生一緒に居られる人なら別に良いや〜


と特に深く考えませんでした。


しかし私からの”平日、仕事のある日のコーヒーデート”という提案はことごとく断られ、私の休みの日(彼は仕事の日で仕事後)を初デートの日として指定してきました。




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その方が長い時間会えるでしょ(照れた絵文字付き)

この人は…本当に女の子が喜ぶポイントを知っておる…。



でも自分はいつでも大丈夫だから合わせるとか言ってたのに結局こっちの休みの日を指定してきたよ…とちょっとだけ引っかかりましたが、やっぱり仕事を抜け出して片手間で会うのなんて失礼ってことだよな、と少し自分を戒めて、約1週間後の私の休みの日に会うことに。


この時にすぐ何時がいい?と聞かれたので、この日は自分は休みだから何時でも大丈夫と伝えると




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じゃあ5時はどう?


と。なんだ、5時か。結構遅いな。まぁあっちは仕事だからしょうがないか。


するとすぐに




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それまでに何かラブリーなこと考えておくよ!二人でできる何かラブリーなことを。

…ラブリーなこと… (良からぬ妄想に駆られる)

この人は…本当に女の子をドキドキさせる技術に長けておる…。


この後初デートの日まで毎日メッセージのやりとりが続き、メッセージをするうちに彼の家族に対する思いがかなり強いことが判明。
コロナになって、ここカナダでもロックダウンが始まり、彼が働くクリニックも閉鎖命令が出た為予約が全てキャンセルになったその日に荷物をまとめてフランス行きのチケットを買い、次の日に家族が住むフランスに飛んだらしいんです。




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家族の一人でもウイルスにかかるかもと思ったらいてもたってもいられなかったんだ


彼が飛び立った2日後にはフランス⇄カナダ間の飛行機が全てキャンセルになり、事実上彼はフランスから出られなくなり、結果的に3ヶ月も母国にいることになったらしいです。


なんて家族思いな…


でも私は知っています。
家族思いな人ほどパートナーにも自分の家族を愛してくれと強要することを。


強要というと言い方が悪いですが、こんなにステキな僕の家族をどうして君は愛してくれないんだ、となりがちで、この辺は別れた元彼がそうでした。
彼は台湾系カナダ人で、台湾の文化では、両親に意見することは決してなく、たとえ両親が間違ったことをしたとしても両親を咎めたりしてはいけないらしいです。尊敬しかしてはいけないと。(たとえ口が臭くても、いびきがうるさくても常にノーコメント)



日本人は家族との関係がかなりドライな方で、連絡もそんなに取り合わなかったり、”両親のために””家族のために”というフレーズすらなかなか聞かなかったりします。もちろん私たちも家族は大切だし、それなりに仲良くするとは思うのですが、


他の人種、文化の方々は私たちの150倍くらい(特に)両親を大切にします。



それはとっても良いことだし、ステキなことだと思います。

ただ、すごく仲のいい家族で育ったわけではない私はあまりにも度を超えた家族に対する愛情の免疫がまだなく、逆に両親に言いたいことも言えない間柄ってどうなの。と引いてしまうところがありました。



話が180度それましたが、フランス人が家族思いだと分かりました。


こういう場合、両親と頻繁に連絡を取るか初デートで絶対に尋問されると思ったので彼が気にいる回答ができるよう何度もシュミレーションに勤しみました。



つづく。