37歳からの血まなこ婚活日記

まさか自分がこの歳まで結婚できないなんて夢にも思わなかった売れ残り女子が、アラフォー目前にして本気の婚活を始めました

家事の分担から相手を品定めする

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ポン太くんは今の仕事をする前は寿司職人をしておりました。


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日本で寿司職人といったら10代から弟子入りし、一人前になるまでに何年もかかる厳しい道のりですが、海外で寿司職人といったら日本人であればほぼ無条件でなれるようなビザを取るのに手っ取り早い職種の一つです。


彼は4年ほど寿司シェフとして働き、その時に魚の捌き方はもちろん、基本的な料理の基礎を学んで来たので彼はきちんと料理ができます。


包丁さばきがとても早く、千切りやみじん切りなんてとてもいい音をさせて一瞬で終わらせます。


そのスキルを活かして彼が早番で私よりも早く帰ってくる日は率先してご飯を作ってくれるのでとても助かっています。


大抵夜ご飯の用意を済ませて私の仕事が終わる頃に車で迎えに来てくれる優しい男ポン太。


これがいつまで続くのか分かりませんが(今までの恋愛のトラウマ)、彼も朝早い仕事で疲れているのにとてもありがたいことです。



我が家の家事分担は料理をしなかった人が茶碗を洗って、調理で汚れたキッチンも掃除します。


※以前も書きましたが彼が茶碗を洗ってくれる時は大概油が落ちきっていない為私がもう一度洗うことになります


洗濯は溜まる前にできる人がする、となってはいますが現在のポン太くんの仕事が力仕事で毎日汚れて帰ってくるので、洗わないといけないものが多く、ここも率先して彼がやってくれることが多い、のですが、

彼はなぜか自分の洗濯物だけを洗おうとします。


「俺の洗濯物の方が多いから自分で洗うよ〜。そしたらそっちも自分のものだけ洗えばいいから楽じゃない?」


え・・うん・・まぁ。


優しいのか優しくないのかよく分かりません。


掃除は完全に私が担当しています。

というのもポン太くんにやらせるとテキトーにささっとやって
「終わったよ〜」
と報告されることが不快なので、ここはもう彼には頼まず自分でやった方が早いし気が済むまでできると判断。


軽い潔癖の気がある私は、ポン太くんと付き合う前から”自分は潔癖の傾向があるから綺麗好きじゃない人は厳しい”と何度も警告していました。


「ふーーん」

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が口癖なポン太はこの時も「ふーーん」を連発し特に引くこともなく、自分もまぁまぁ綺麗にする方かなーと勝手に自らを”綺麗好き”にグループ分けしていましたが、蓋を開けてみると全然そんなことはなかったです。


断捨離の女王こんまりのたたみ方で私がピシッとキレイに畳んであげた洗濯物も数日後には見事にぐちゃっとされて彼の棚に収納されていたり、彼が料理をした後のキッチンは油もソースも見事に飛び散りベトベトのぐちゃぐちゃ。
極め付けは食べかすもボロボロ床にこぼしながら食べるポン太くん。


その度に私が床から食べカスを拾い上げゴミ箱に捨て、そこをキレイに拭き取る、を繰り返す日々。


ニヤニヤしながら
「忙しい人だなぁ。そんなに気張ってて人生疲れない?」

と聞いてくる彼にイラっとしながらも、

”確かに”

とも思う私。


もっと気を抜いて楽に生きた方が絶対に人生は楽しい。


自分と全く違うタイプの人間と一緒になった方が幸せなのか、自分と似たようなタイプの人の方が楽でいいのか、ここも意見が分かれるところですが、神経質気味の私にはこれぐらいテキトーでニヤニヤしてる楽天主義のポン太くんみたいな人が向いてるのかもしれない、と最近よく思います。


そういえば付き合う前にポン太くんに
「どういう人と付き合いたいの?」
と聞かれたことがありました。

その時に

”自分はちょっとしたことで落ち込みやすいから、そんなん大丈夫だよ、心配しなくていいよ、元気だしなよ!と受け止めてくれる大きい心の持ち主がいい。二人でドヨーンと落ち込みたくない”

と答えたことがありました。


その時のポン太の反応はいつも通り

「ふーーん」

でしたが、今思えば彼はまさにその人物に当てはまる性格の持ち主。


共同生活が始まると相手の粗が見えて、こういうとこやだ、ああいうとこやだ、と不満がたくさん出て来ますがそれは完全にお互い様だし、自分が一番に相手に求める条件を彼が満たしている、ということを忘れないようにしないと、と心に念じる今日この頃でありました。


つづく。

ウェディングドレス探し

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結局結婚式の話がめんどくさくなり放置していたところであるお手軽情報が飛び込んできました。


konkatsuincanada.hatenablog.com



自分の仕事のお客様も去年の春(コロナが始まってすぐの頃)に結婚したのですが、彼らは結婚式はせずに家にオフィシェントとウィットネスを呼んで5人全員がペーパーにサインをし、婚約儀式を完了させたそう。



本来彼らは2020年の5月に簡単な結婚式を挙げる予定だったのですが、コロナのせいでキャンセルに。


しかし奥さんの方がカナディアンではなかった為奥さんはビザが必要でした。


そこで結婚して早くビザをゲットしようとしていた矢先に結婚式がキャンセルになったものの、一刻も早く結婚ステイタスを獲得するためにキャンセルの日から数日後に必要メンバーを家に呼んでサクサクと終わらせたそう。


そんなことができるのか!!!


結婚式を挙げなくても実質結婚はできるとの衝撃事実が判明。


今まで何人ものカナディアンに”結婚式しないと結婚できないんだよねぇ?”と確認し、返ってきた答えはいつも"Yes”だったのにここへ来てその事実を覆すグッドニュース!


この事実をいち早くポン太くんに伝えると

「え、じゃあそれでいいかもね。でもウェディングドレス着て写真は撮っておいた方が絶対いいと思うから写真だけは撮っておこう」

との返答をいただきました。


そうと決まればウェディングドレス探しだな!と順番が違うような気もしますが先先とネット上でウェディングドレスを検索し始めた私。


日本ではこういうものはレンタルが主流ですが、なぜかこちらでは購入するのが普通。


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購入したところで保管に困るし、ましてや基本的に一回しか着ないものだし(二回目同じの着るのもなんかイヤだし)とあまり腑に落ちなかったのですが、購入となっても値段は日本のレンタル料金よりも安いものがほとんど…。


中古で売られているものなんて普通の洋服並みの値段だったり、時たまタダなんてものもあります。(タダは怖すぎて手が出せない)


こちらは離婚率が高いためウェディングドレスにそんなにお金をかけてられない文化なのでしょうか。


何はともあれ高くないことはとてもいいこと!


しかしネット上で検索をしていても実際着てみないことには自分のサイズが分かりません。


こういうドレスは完全にフィットしていないといけないみたいなので少しでもサイズが合わない箇所があるとそこをお直ししないといけないそう・・・。


となると、やはり元々の値段があまり高いものには手を出せなさそう。


そこでFacebook上でドレスを探せないかと検索してみたところ、デザインしたドレスを自分のスタジオで安く売っているウェディングドレスデザイナーさんを発見。


コンサルテーションだけでも引き受けてくれるとのことで、先日彼女のスタジオにお邪魔して来ました。


NY風のロフトスタジオには彼女のデザインしたドレスがずらりと並び圧巻。


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サイズや細かいデザインは顧客に合わせて彼女が全てお直しするらしいので、サイズは全く心配しなくていいとのこと。


その彼女が選んだドレスを5着ぐらい試着させていただきました。


ほとんどが5万円台の破格の値段で、気に入ったものが見つかればこの際その場でお願いしようと思っていましたが、初めて着るウェディングドレスたちはあまりにも非日常で私にとっては違和感しかなく。


ベールやベルト、ハイヒールなどいろいろな小道具を出して来てそれぞれ写真まで撮ってくれましたが、サイズが合っていなかったこともあり何を着ても全くしっくりきませんでした。


彼女が私に一番似合う!絶対これがいい!と豪語していたデザインは残念ながら私の好みではなく、自分的にはイマイチ。


結局気に入ったものは見つからずこの日は帰ることに。


家に戻って撮ってもらった写真をポン太くんに見せても反応はやはり「うーん・・」


・・だよね。やっぱなんか似合わないよね・・。


ウェディングドレス選びも長いジャーニーになりそうです。


つづく

カナダでの結婚の話

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付き合ってすぐ(というか知り合ってすぐぐらいのレベルで)同棲を始めた私とポン太くん。


お互いの仕事のスケジュールは違えども、なぜか全く違和感なく生活できていて本当に平和に幸せに暮らせています。


そんなある日、ついに彼が結婚の話をしてきました。


それはとても唐突で、プロポーズのプの字もない”提案”でした。


「やっぱり結婚した方がいいよなぁ〜」


今後子供を授かるかもしれない状況であることを考えると順番的にはやはり結婚した方がいいのかな、という彼なりの提案でした。


こうなった話の流れはこちら

konkatsuincanada.hatenablog.com


このブログのタイトル通り、結婚したい病の私はその言葉に興奮し、尻尾をブンブン振って

「うん、うん、そうだよね。いいんじゃない(ニコニコ)」


思い立ったら吉日。


カナダ 結婚 手続き と日本語でググってみました。


するととんでもない事実が判明・・・。


カナダは日本と違って戸籍システムではない為、日本みたいに婚姻届にサインして終わり。ではないんです。


私が住んでいる州では結婚するためにはなんと結婚式が必須


もともと結婚式自体にはあまりというか全く興味がないのですが、ここで結婚するには小さくても必ず結婚式を挙げなければいけないのです。



結婚するためにはまず


⓵マリッジライセンスなるものをドラッグストアで購入(ここでまず売ってんのかい!と突っ込みます)


⓶オフィシェントと呼ばれる公証人を公式リストの中から自分で探す


⓷ウィットネスと呼ばれるカップルの結婚を認める証人を二人選ぶ


⓸結婚式の日時、会場を決め、オフィシェント、ウィットネスに当日来てもらい結婚式を催す。
そこでマリッジライセンスと結婚登記書に結婚するカップル、公証人、ウィットネス二人の5人がサインし、それを公証人が人口統計局に提出。


⓹約3週間後にマリッジサーティフィケート(結婚証明書)が届いて晴れて婚約完了


と、こういった流れです。


めんどくさすぎる・・・。


これ、コロナ渦じゃなかったら普通に結婚式挙げられるので問題ないのですが、私が住んでいる州では未だにインドアの結婚式が基本的には禁止されているので、ホテルや教会、結婚式場での通常の結婚式はできません。


この規制が解除されるまでの選択肢としてはアウトドアでの結婚式(50人以下)か市役所での結婚式(10人以下)になります。


そこで市役所のホームページを見てみると”Micro Wedding”と称してこのコロナ渦の下、結婚したいカップルたちが殺到している様子で、日時を予約するのにキャンセル待ち状態でした。


市役所の結婚式はいつでもいいわけではなく、市役所側が指定した日(だいたい金曜日)のみで、1枠30分。30分の結婚式です。


招待して良い人数も決まっており、全員で10人なので、カップル、オフィシェント、ウィットネス二人の5人は決まっていて、他にフォトグラファーを呼びたければその人も招待客としてカウントされ、そうなると家族など他に呼んでいい人数は最大4人。


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日本の市役所で結婚式なんて想像もできませんが、こちらではよくある話で、国会議事堂の100分の1ぐらいのサイズの雰囲気の部屋で結婚式というか、夫婦としての契約を結ぶ、ただの形式上の儀式にすぎないのですが、結婚したいカップルには必須になります。


そしてこちらでは夫婦の姓を同じにする必要はありません。


日本のように戸籍を変えるシステムではないので、結婚を機に名字を変える必要はなく、お母さんと子供の名字が違う、なんてことも普通にあります。


ただ私は自分の名字が普通すぎてあまり好きではないので昔から”早く結婚してステキな名字に変えたい!”となんとなく憧れていたフシがありました。


ポン太くんの名字も大いに普通で、全くかっこよくはないのですが自分の下の名前との相性はいい気がするのでなんとなくそちらに変えたい。


かと言って私が戸籍を変えたらパスポート、免許証、保険証などこちらの証明も全て書き換えないといけなくなります。


海外にいると日本から戸籍を取り寄せてそれを資格のある人に英語に訳してもらって日本領事館や運転免許センターに提出して、など・・変更がかなり大変。(と聞きました)


と、ここまで調べると億劫な気持ちが勝ってしまい、”あ〜。別にわざわざ結婚しなくてもいいかな〜”と思ってしまう私。


本来だったら一度二人で日本に帰国して日本で籍を入れ、必要書類を全て揃えてカナダに戻り、名前を変える。そしてカナダでは結婚しない、という方法が一番手っ取り早いと思うのですが、今は何せコロナで帰国が容易ではない為実現は難しく・・・。


仕事が休みの日に時間を作ってきちんと考えないといけなさそうです。


つづく。

二人暮らしのお金の話

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同棲が始まるタイミングでまず最初に話し合ったことはお金の話です。


結婚していない相手とどのようにお金をやりくりしていくのが普通なのか。


付き合っていた人と”同居”していた期間はあってもオフィシャルに”同棲”はしたことがない私。


5年付き合った元カレが一年半ほど半同棲状態でうちに住んでいた期間はあったのですが、彼の家は別にあり、自分の服の洗濯(シェアランドリーなのでうちで洗いたくなかったっぽい)や甥っ子に会うためにしょっちゅう数日間泊まりがけで帰っていたし、彼は公に住所を変更しなかったので私からしたら”同棲”とは言えませんでした。


その時のお金のやりくりは家賃や光熱費、テレビ、インターネットなど家に関するものは私が全て出し、食費や日用品などの生活費を彼がほとんど出してくれていました。

どちらが決めるでもなく自然とその流れになっていました。


家賃担当の私の方が生活費担当の彼よりも多く払っていたのですが、彼曰く
「僕は車のローンも保険もあるから毎月の出費は君より大きいよ」

と謎の言い訳。

車は私のものにならないし、ましてや私運転しないし、関係なくない?と腑に落ちませんでしたが、それでも生活費を出してもらっていただけ毎月お給料の半分近くを貯金に回すことができ、かなり助かっていました。


しかし今回はちゃんとした同棲です。


ポン太くんの方からお金の話をフってきたので、まずはお互い一人暮らしをしている時に毎月何にどれくらい使っていたかを全部書き出そうと提案し、やってみることに。


見かけによらずアプリで家計簿をつけている家庭的な男ポン太は携帯を見なくても〜代が毎月いくら、と数字をスラスラ書き出せるほどの把握っぷりで、これから財布を一つにするかもしれない相手としては無駄遣いがなさそうで好印象。


お互い書き出した結果、ポン太くんが一人暮らしをしていた家賃が激安だった代わりに車の維持費がかかる為、私たちの数字に大差はありませんでした。


一緒に住めば当然ポン太くんが一人暮らしをしていた部屋の家賃が浮く為、単純に2で割っても二人とも以前よりは出費が抑えられる計算で、


単刀直入に
完全に折半”か”家賃担当🆚生活費担当
どっちがいい?と聞かれました。


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「え?選択肢その二つかい」

と疑問に感じた私。


なぜならポン太くんの方が私より稼いでいるし、何より男の人には多めに出してもらいたい欲求が心底ある為、少し違和感を覚えてしまった私。


最初はうーん、そうだなーとかわい子ぶっていた私でしたが、今後のタメにならないと意を決して自分の思いを吐露。


「ポン太くんの方が年収多いわけだし、正直こういうのは男の子に多めに出してもらいたいな」


するとニヤニヤし始めた彼は「え〜そうなの〜?」

そう来たかと言わんばかりの一本やられた顔。


しかし負けじと反撃します。


二人の言い分はこうです。


■ポン太の言い分




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同棲することのメリットは出費を抑えられることにもあるから一人暮らしの時の出費以上を払いたくない。
職場が遠くなったからガソリン代が倍になったんだよ!それに今年は300万貯金したいからお金を手元に置いておきたい(!)

■私の言い分




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(300万!?)うーん。でも基本的にポン太くんの方が収入多いんだし、きっちり折半とか言わず私より多めに払って欲しい。それにケチって生活の質を低くしたくない。


彼の職場が遠くなりガソリン代が倍かかることは十も承知なのであまり責め立てることはできませんが、食生活に関しては私と一緒に住むことで前よりもかなりちゃんとしたものが食べられているんだから(と自負)一人暮らしの時よりも払いたくないなんて言わせない、と思ってしまいます。


ましてや痛風になった彼の食生活改善に尽力してますから。


双方一歩も譲らぬ攻防戦のまま話し合いは平行線を辿り、結局今まで通り私が家賃やら家の出費を払い、ポン太くんがそれと同等の金額を私の口座に振り込んでその額を生活費として使って様子を見てみる、ということに決定してしまいました。(負けた気しかしない。)


結局彼からもらったお金でその額内に収まるように私が家計をやりくりしないといけないことになったのです。(はみ出た金額は自腹)


裏を返せばこの生活費を抑えられれば余ったお金は自分の口座に残る計算になるのですが、生活の質を落としたくない私は食費や生活用品のバジェットを削れる自信がありませんでした。


入出金は私のクレジットカードからで、ポン太くんが食料品の買い出しに行ってくれる時は私のカードを持っていくか、後から私が彼の口座にEトランスファーするかになります。


外食やテイクアウトをした日も基本的に私が払うのですが、たまにニヤニヤしながら
「今日は俺が払うよ〜」
と”多めに払う”姿を見せてくれるので、そういうところは評価アップ。


とりあえずこれで1ヶ月やってみて計算したところ、私が払った家賃分と本当に同等か、少し上回るぐらいの生活費で結局私の方が多く払っていた模様でしたが、まぁ私もフルタイムで働いてそこそこもらっているのでここは多めに出してもらう考えは捨てて割り切るしかなさそうです。


しかしなんでコストコのお会計ってこんなに高くなっちゃうんでしょうか。


二人暮らしを初めて真っ先に作ったコストコカード。


年会費が結構な痛手ですが、生活用品や食料費が安く手に入るなら作らない手はない!と張り切ってゴールド会員にしたものの、今の所コストコのおかげで生活費が浮いた様子は特になく、むしろ一回の買い物でのお会計が普段の買い物の額の3倍はするので生活費をやりくりしなければいけない者にとってはかなり痛い。


ポン太くんに多めに出してもらおうと目論んでいたにも関わらず、うまくいかず結局自分が多めに払うなんて神様も見てるなぁ、人の心を…。



つづく。

二人生活

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ポン太さんが我が家に引っ越してきてから数週間が経ちました。


お互いの仕事のスケジュールが違うため一緒に家に居られる時間が貴重なせいか、当初の予想と反して今のところとてもうまくいっている私たち。


日本で暮らすお互いの親にもきちんと報告しておこうと、LINEのビデオチャットで無事に挨拶も済ませました。


(この時まだ前の彼と別れたことすら報告していなかった私はどんな反応をされるか気が気じゃありませんでしたが。)


うまくいっている同棲生活ですが、やっぱり赤の他人と住むことは少なからずストレスが発生します。


特にただの1LDKの私の家だと逃げ場がない。


といっても仕事のスケジュール上、家で一人になれる時間はかなり多いのでそこに関しては私は今の所全くストレスはありませんが



一緒に暮らし始めてからの悩みのタネは

1.いびき・寝言・パンチ
2.眠りが浅くなる
3.キレイレベルの違い


です。


彼のいびきはかなり大胆不敵で豪快でありまして、少しの物音で目を覚ましてしまうLight Sleeperな私の安眠を妨げる天敵です。


一緒に住み始めて間もない頃はいくら遅い時間に帰ってきても寝る前に2、3杯のビールを流し込んでから寝ていた彼。
その後10秒で寝落ちし、そこから朝まで大音量のいびきが鳴り止むことがありませんでした。


最近では痛風の治療と、お酒を飲んで寝ると疲れが取れないという事実に(やっと)気づいてくれたこともあって、彼自身進んでビールを飲まずに寝るよう努めているので、ありがたいことに最小のいびきで収まっている日もあるのです



が!


彼はいびきだけにとどまらず、寝言も恐ろしくはっきりと喋る人種でありました。


夜中に誰かから話しかけられたと思い目を覚ますと、横には完全に眠っている状態のポン太くんがはっきりと

「それ美味しそうだね!うん。うん。いいんじゃない?」

と結構な大きな声で叫んでいました。



仕事で同僚とウマが合わずイライラして帰ってきた日の寝言は
大声で「ふざけんなよ!」
(~_~;)



そしてこれがまた寝言だけにもとどまらず、なぜか夜中に横から腕を思いっきり伸ばして私の顔めがけてパンチまでしてきます(涙)。


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もちろん本人はわざとやっているわけではない(らしい)のですが、寝ながら”伸び”をするクセがあるのか、ゆっくりと腕を伸ばした先に私の顔がある、とのこと・・・・なのですが、



何か異物にタッチした時点で人間普通は目を覚ますはずが、彼の場合は私の顔をそのままグイーッと押し続け、パンチが完成します。これがかなり痛い。


当然こちらは飛び起き、何が起きてるか状況が把握できない中、完全に目をつぶっているポン太くんが私の顔をパンチしている絵が目に飛び込んできました。初めは我を疑いました。


恐ろしいことに完全なるパンチを決めた後も彼は目を覚ましません。


「痛い!」

と叫ぶ私の声で初めて意識を取り戻し、

「ん?どしたの?」

とすっとぼけたことを言いやがります。


初めてパンチされた日から3夜連続で殴られた時はさすがに別々に寝ようか真剣に考えました。


このいびき・寝言・パンチの三重苦に加えて、ポン太くんの仕事のスケジュールも私にとったら大問題でした。


彼の仕事には午前シフトと午後シフトがあり、

午前シフトは朝7時から午後3時半まで。
午後シフトは午後3時半から深夜12時まで。



そしてこのシフトが2週間ごとに変わるというなんとも安定しないスケジュールなのです。


我が家から彼の職場までは車で約45分ほどかかるので、午前シフトの時は朝5時半に起床。


当然その目覚ましで私も起きてしまいます。


午後シフトの時は彼が家に帰ってくるのは深夜1時前。


その時間は大概寝ているのですが、眠りが浅い私は彼の帰宅の音で目を覚まし、その後眠れなくなることも多々。


毎日睡眠を妨げられるので少しでも多く寝ようと日に日に布団に入る時間を早めるものの、いい感じのところで何かしらの事件によって起こされるのでぐっすり熟睡した感覚が得られない今日この頃・・。


他人と一緒の布団で寝るというのはこんなに大変だったかと思い知らされています。


3番目のキレイレベルの違いについてですが、
これは女子と男子で基準が明らかに違うのか、部屋やキッチンの使い方についてもっとキレイに使って欲しいと思うことだらけで、頭を悩ませているところです。


例えば私は部屋が汚れているのが嫌なのでホコリやゴミ、髪の毛が落ちていたら拾ったりコロコロをしてほしいものの、彼の目にそのゴミや髪の毛は映らないらしく当然スルー。


掃除機をたまーにかけてくれるんですが、かけ方がさささー、で全くもって念入りにはやってもらえず。


茶碗の洗い方一つにしても特に注意して洗うでもなくささーっとスポンジで触ったレベルでゆすいでしまうので油や汚れが完全に落ちきっていないお皿が多く、結局私がもう一度洗う羽目に。


彼の方が私の家に転がり込んできた(言い方)こともあり、元々の部屋の状態を維持しようと彼もハイハイ聞いてくれるところはとても助かっているのですが、なんせ一回注意しただけで二回目からそうしてくれるわけではなく…。


毎回小姑のように細かくダメ出しをしながら少しずつ調整してもらっている感じです。


これはお互いが認める部分と譲り合う部分が出てくるので二人とも”慣れること”と”変わること”どちらも求められそうです。


とはいえ、この短期間のうちに一緒に住むことを決断してくれて、小姑のように小言がうるさい私に文句を言うでもなく合わせてくれるポン太くんに感謝でいっぱいで、それを思うと毎日のお弁当作りも苦になりません。


これでポン太くんの体重が減って痛風が完治したらいいなぁ。



つづく。

指輪をもらう

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ポン太さんとのお付き合いが始まって早1ヶ月。


自分でもびっくりするくらいなんの問題もなくうまくいっている私たち。


まだ正式に一緒に住んではいませんがほぼほぼ毎日うちに帰って来る彼。


冷静に考えるといろいろピッキーな自分がこんなポッと出の彼とここまで違和感なく生活を共にできていることに驚きを隠せません。


なんせ約半年前まで私には別の彼がいて、その彼とは5年以上一緒にいました。


(当たり前ですが)その人とポン太さんは天と地がひっくり返ったような別人。


お付き合いを始めると決めたあの夜も、大学生ノリが抜けないピーターパンのような男ポン太とうまくやっていけるか本当に不安でした。


一人の人と長く付き合った直後はいつも抜け殻になりがちで、新しい彼ができても前の彼とその人を比べてしまうものだし、

「あぁー、やっぱり前の彼の方が良かったな…(涙)」


となっていたりしたものです。


が、今回は違いました。


前の彼のほうが良かったなど一切思うことなく、むしろ
”思い切って別れて良かった!”(もっと早く別れるべきだった)
”ポン太さんと出会えて本当に良かった!”
と心の底から思えるほどポン太さんに心酔していきました。


長い交際期間の果て、毎回結婚に至らずお別れしていた売れ残り女子(男を見る目がない女子とも言える)の私が、全神経を集中して”結婚や子供を持つことにちゃんとビジョンがある男”を条件に探し当てた人物が、変わり者ポン太さん。


出会った当初はその最低条件に当てはまることと、優しいこと以外はほぼほぼ何もヒットしなかった彼ではありますが、彼と自分の適応能力に驚いているところで、一緒に生活する上で相手の生活リズムに寄せていけたことが違和感なく生活できている勝因な気がします。


結婚相手を探す自分の崖っぷちっぷりは客観的に見ても恐ろしいものであったし、これは相手に対して贅沢を言っている場合ではない、と重々理解していましたが、今では彼のいいところがたくさん見えてきて、ポン太さんがあんなに自分に自信があるのもなんとなく納得してしまうほど。


付き合うことを決めた直後は、結婚への焦りからむしろ自分は誰でもいいのか?と自分で自分を疑いもしましたが、どうやら自分の決断は正しかったようです。(今のところ)


ある日ポン太さんが突然

「なんかプレゼントあげたいんだけど何が欲しい?」

彼の誕生日に私からあげたプレゼントや毎日のお弁当のお返しとして私に何かあげたい衝動に駆られている様子のポン太くん。


そこで「ピアスが欲しいかも」と返答すると、


「わかったー!じゃあ今度一緒に買いに行こう」と快諾してくれました。


買いに行ける日を楽しみにワクワクしていると、次の日に


「ピアスじゃなくて指輪の方が良くない?」と言ってきました。


ゆ・・・ゆびわ・・?


えーと、指輪っていうのは結構大きな意味がある気がするんだけど…と今まで一度も指輪をプレゼントされたことがない私は動揺を隠せません。(ダサい)


「ペアリング買おうよ」

と付け加えられ、


ぺ、ペアリング!!


とさらに動揺しましたが、そんなことしたことないのでとても嬉しくて、羽根が生えたかのような気持ちに包まれました。


そこから男の人もつけられるデザインの指輪を探すも、ペアリングともなるとあまり女子っぽい指輪にはできずなかなか好みのものが探せずにいました。


するとほどなくして

「ペアリングじゃなくてもいいからずっとつけられる自分が好きなデザインにしなよ。今度一緒に買いに行こう。」


いい男発言に胸がキュンとしました。


しかも”ずっとつけられる”ってもう、もはや婚約じゃないの!


と早まる私の気持ちを抑えるのに必死でした。


その後二人で時間を作って数週にわたり何件もジュエリーショップを訪ね、ついに納得のいく指輪を買っていただきました。


左手の薬指につけるのは心苦しいので右手にしていますが、この指輪が私の気持ちを爆上げしてくれているのは間違いありません。


今月からいよいよ正式な同棲がスタートしますが、付き合い始めてこんなにすぐ自分の生活を私に預けてくれた彼に感謝です。


つづく。

ここまでの経緯と海外版マッチングアプリ

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ついに人生の伴侶(となりそうな)相手を見つけた私ですが、ここまでの婚活遍歴をまとめてみます。


ヒンジで会った実際人数 二人

ペアーズで実際会った人数 一人(ポン太くん)


こうして見ると意外と会ってないな、と思いましたが、友達の紹介であと二人に会っていましたので実際会った人数は合計で5人


実際ポン太くんと付き合い始めるまでの活動期間は約2ヶ月半。


本気で婚活を始めて2ヶ月半で彼氏ができました。


運良くマッチングアプリで彼をゲットした私ですが、知らない人とのメッセージのやり取りや実際会って気を遣って話すストレスを考えると、マッチングアプリ、精神的に結構すり減ります。


それこそペアーズ(海外版)ほど本気度の低そうなマッチングアプリはないのではないかと私は考えます。


実際このアプリのおかげで出会えといて文句を言うのはなんですが。


何がダメかってまずみんなのプロフィール写真のやる気のなさ。


お相手の顔写真が一枚も載っておらず、何事もまず顔から始まる世の中をけなし、そういう女はどうかと思うという前置きの下、写真が見たい方は僕に直接メッセージしてくださいという輩や、自分の好きな物(食べ物や風景)の写真のみのプロフィールだらけ。

肝心のお顔写真が一枚も載っていない男子の多いこと多いこと。


konkatsuincanada.hatenablog.com



あれは絶対ルールを改定すべきです。


こっちは本気で相手を探しているのに(あっちも本気かもしれませんが)、それだけで萎えます。


そして次に海外版ペアーズはその登録者数の少なさから自分が住んでいる地域の人のプロフィール数自体が圧倒的に少ないこと。


出てくるお相手はせいぜい50−80人ぐらいで、その中の何十人もが何百キロも離れたところに住んでいる方々で、”マッチしたところで…”という物件ばかり。


萎えます。


私と一緒にペアーズに登録した出会い系のプロはこのアプリのダメダメさに「やる意味ない」と1週間ほどですぐさまペアーズをアンインストールしていました。


後からポン太くんに聞いて判明したのですが、ペアーズは女子は無料男子はマッチした相手とメッセージをするのにお金を払わなければいけないらしく、そのせいで例えお相手側からライクを送ってきているにも関わらず、マッチ後何もメッセージが来なかったり、こちらからメッセージしても返信が遅かったり返って来なかったりがあるそう。


つまり男子はマッチするまでは無料で使えるけど実際メッセージをやり取りしたい場合はお金を払わなければいけないので、お金を払ってでも繋がりたい!と思った相手にしかメッセージを返さないそう。


どうりで全員からメッセージが返ってこなかったはずだ…。


実際ポン太くんは女の子をなんとなくブラウズしていただけで、かわいい子がいたらライクを送るという行為をYahoo!ニュースをチェックするかごとくの日課にしていて、相当興味のあるお相手にしかお金を払わないというスタイルだったらしいです。


そういうことだったのか…。


でもそれだったらそんなほいほい気軽にライクを送って来ないで欲しいですけどね。こっちはそんなこと知らずに本気でペアーズ使ってたんで。


男子は無料会員などなく、全員月額を払っているのだと勘違いしていた私は、ライクを一方的に送ってくるだけでなかなかメッセージのやり取りに発展しない日本人男子たちにプリプリしていましたが、ここは日本人男子のせいではなく、ペアーズに一本やられていました。


日本に住んでいたらマッチングアプリも数多くあるし、結婚相談所や街コン、お見合いパーティーまであって出会いに困らないんだろうなーと思っていましたが、先述した通り婚活は精神的ストレスと常に戦わないといけないので婚活を長い期間続けていくのはとてもじゃないですが難しいですね。


ちなみにカナダで婚活と言えばアメリカ資本のマッチングアプリが大半で、有名どころで大体6、7個はあります。


ブラインドデートという相手のことを一切知らないまま当日待ち合わせ場所で会うという危険極まりない方法も昔は主流でしたが最近ではめっきりなくなった模様。(ちなみにブラインドデートでうまくいった例を聞いたことがありません。)


マッチングアプリは男性-女性用に加え、レズビアン、ゲイなどの専用アプリもあり、一度ゲイの友達にゲイ用のマッチングアプリを見せてもらいましたが、みんなかなり積極的で気に入った相手には性的なメッセージをバンバン送り合っていました。


ゲイの世界はストレートの感じとはだいぶ違うみたいで、オープンリレーションシップ(特定のパートナーがいても他の人と身体の関係を持つこと)が日常茶飯事だったりするみたいです。


レズビアンのお友達もレズビアン用のアプリを使って出会っていましたが、女性と初めて関係を持つ女の子(初心者)がアプリを使ってくることが多いらしく、心の準備ができていなかったり、いろいろ複雑らしいです。(完全にその子の主観ですが)


話が逸れましたが、アプリによっては性別、人種、肌や目の色、性格の好みなども選べます。カタログみたいですね。


日本では当然のように公表する年収の欄はありません。


職業を公表したい人はしますがそこも自由で、過去の結婚歴や子供の有無も言いたくなければ言わなくてオッケー。


ただ顔写真は絶対に何枚も登録するのが普通で、ない人なんていません。

写真がなければお相手からの興味が得られないので。


日本の婚活市場では普通な、男子の料金が高くて女子が極端に安いか無料、ということもないですね。男女平等にしないといろいろうるさく言われる土地柄なので。


実際文章にしてみると、このコロナでただでさえ人に会うのが大変な時期に、しかも超難関のペアーズ海外版で彼ができたことが奇跡のように思えます。


婚活ストレスに負けずに、ある程度まで頑張ってみて良かったな、と改めて思います。



来月から始まるポン太くんとの同棲がうまくいって、無事結婚までたどり着ける日が来るといいのですが。



つづく。